上田市の上田映劇では、山形国際ドキュメンタリー映画祭２０１７アジア千波万波部門で奨励賞と日本映画監督協会賞をダブル受賞した、インド東北部、ミャンマー国境付近に位置するナガランド州が舞台のドキュメンタリー映画「あまねき旋律（しらべ）」が上映されます。これに伴い、ナガランド州で起きて今も続く現実を撮り続けてきた報道写真記者の南風島渉（はえじまわたる）さんのトークイベントも開催されます。

『あまねき旋律』上映初日トークイベント

・日　　時　　２０１９年３月２３日（土）１３時２０分～上映／１４時４５分～トーク

・同時開催　　上映期間中、南風島渉さんが撮影された、ナガランド州の写真を展示します。

・上映期間　　２０１９年３月２３日（土）～４月５日（金）【期間内、休映、休館日あり。詳しくは劇場ホーム

　　　　　　　ページにて】

・上　　映　　上田映劇（上田市中央2-12-30　電話０２６８－２２－０２６９）

・作品概要　　インド東北部、ミャンマー国境付近に位置するナガランド州。あたり一面の棚田では、

　　　　　　　いつも歌が響いている。村人たちは信じられないほど急な斜面に作られた棚田の準備や

　　　　　　　苗木植え、穀物の収穫と運搬などの作業をグループごとに行っている。そしてその作業

　　　　　　　の間はいつも歌を歌う。移ろいゆく季節の豊かさ、友愛の歌、その他、生活の全てを歌

　　　　　　　で表現しているのだ。農作業の最中、１人が声を発すると、それに呼応して他の１人も

　　　　　　　歌い始める。女性も男性も一緒になって掛け合いながら歌われる『り』と呼ばれるその

　　　　　　　歌は、山々の四方八方に広がっていく。田畑も、恋も、友情も、苦い記憶も、すべてが

　　　　　　　歌とともにある。それはどこか、現代に生きる私たちが忘れてしまった‘人と共に生き

　　　　　　　ることの大切さ’を思い出させてくれる。